専務の旅日記

ヨルダンに行ってみたらこんな国だった

2013.04.03 専務の旅日記

     <専務の旅日記>  どうぞご覧ください。

    『ヨルダンに行ってみたらこんな国だった』

4年前、南アフリカW杯のアジア最終予選でウズベキスタンに行き

見事勝利W杯出場を決めた試合を目の当たりにし、また今回も

アウェーの地ヨルダンで2014年W杯ブラジル大会に出場決定

するかもしれない大事な決戦になるのでヨルダン行きを決定した。

<ヨルダンの街並>
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日本を出発して成田から約11時間半、ドバイ空港で乗継ぎ待ちで

約3時間半、ドバイからヨルダンアンマンまで3時間半。

トータル17時間から18時間かけてやっと到着。

飛行機で映画を4本も見たのでかなり寝不足。

でも、時間があったので市内観光に出かけた。

<ローマ時代の遺跡>
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   ローマ帝国は、

「こんな所まで来て、よくまあ、こんな立派な都市を造ったなあ」と

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試合前、街の市場を散策していると、やたら声をかけられる。

もとは、外国に行くと ”中田” ”中田” であったが、

今は、”本田” ”本田”と言われる。

そして、皆、「4対0、3対0でヨルダンが勝つ」とやたら話しかけて来る。

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いつの間にか、頭にグトゥラ(クーフィーヤ)を巻かれ買うはめに。

これが、なかなか涼しくて帽子より良い。

日本でも巻きたくなった。

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             ”いよいよ出陣”

ホテルに戻り出陣しようとロビーにいたら、

オマーンのサッカー選手がいきなりホテルにドヤドヤと入って来て

一緒に写真を撮ったり「日本ガンバレ!!」とエールをもらった。

      ・・・・・(いい人達だった)・・・・・

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           ”スタジアムに到着”

もうそこは、異様な雰囲気に包まれていた。

警官、軍隊、両方が出て警備をしている。

私達が乗っているバスに向かって、親指を下げる人、笑顔で手を振る人、

様々であるが、皆、4対0、3対0とかやっている。

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だんだん、日本人サポーターのテンションも上がって来るが、

ヨルダンのサポーターの異様な熱気に圧倒される。

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試合中なぜか、ヨルダン人サポーターが、隣にやってきて、

やたらと話しかけて来た。

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     「10番は誰だ?」  「11番は、本当に日本人か?」

色々聞いてきた。

   最後は、仲良くなって写真を撮り合って

      「一緒にブラジルに行こう!!」と話したが、

     「ヨルダンは無理だろう」と意外と謙虚だった。

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試合が終わると、スタジアム周辺と街中は、もうカオス状態というか、

無法地帯。

警官、軍隊が、日本人の安全確保のため大勢出動していた。

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翌日、せっかく来たので、死海まで足を運んだ。

首都アンマンは、1000mの高地にある街で、死海は海面より

418m低いところにあるそうだ。

ただ、案内標識には、古いデーターで390mとなっているが、

地球温暖化によって水面が下がり今では418mとなっている。

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海面レベルの表示
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これが、死海 向こうはイスラエル
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本当に塩分濃度が高いので、沈まない。

中学の頃、水泳部であったが、足が水面から出てしまい、

とても泳げない。

    

          ”ヨルダンはこんな所だった”

ヨルダンは、アラビア半島の付け根でイスラエル、シリア、イラクなどと

接して、世界で一番危険な場所と言うイメージが強い。

民族もパレスチナ難民が半数以上を占める国であるが、国民性は非常に

友好的で日本人に対して”Welcome Japan”と笑顔で迎えてくれる。

目と目が合うと必ず話しかけてくれる。

皆、タバコが好きでどこでもタバコを吸っている。

アルコールは宗教上飲まない人がほとんどなので、街中では

ほとんど手に入らず国際的なホテルでないと飲めない。

同じく豚肉は食べない。

まさか、自分がヨルダンに来るとは思わなかった。

サッカーがなかったらたぶん絶対来なかっただろう。

死海に入ることもなかったと考えるとサッカー日本代表に

感謝したい気持になる。

    今回は、W杯出場を決められなかったが、

      6月4日埼玉スタジアムで、是非決めてほしい。

   負けて悔しいが、

     楽しみがまた先に増えたので良しとしよう!!

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